clsImageList クラスの機能を紹介します。
|
Information
|
Windowsイメージリストを提供します。追加できるイメージの種類が豊富で、ビットマップ(クリップイメージも対応)、アイコン、GIF、JPEG、メタファイル、拡張メタファイル、デバイスコンテキスト、イメージのハンドルから追加が可能です。また、イメージを任意のピクチャタイプへ変更した取得などが行えます。
clsImageListクラスは、基本的にWindowsのイメージリストをラップしています。Windowsイメージリストは、アイコン、ビットマップしかしようできませんが、メタファイル、拡張メタファイルなどはビットマップから変換してイメージを格納しています。
- 色数を指定。
イメージの色数を指定できます。16色、256色、16ビット、24ビット、32ビットのイメージへ変換して追加が行えます。
- 追加できるイメージの種類が豊富。
追加できるPictureオブジェクトの種類は、ビットマップ、アイコン、GIF、JPEG、、メタファイル、拡張メタファイルから行えます。
イメージのハンドルからは、ビットマップ、アイコン、メタファイル、拡張メタファイル、デバイスコンテキストが使用できます。
- 自動マスク処理。
MaskTypeプロパティを eImlUseTopLeftColor を指定する自動でマスク処理を行います。従来の MaskColor プロパティを使用したマスク処理も行えます。(MaskColor、MaskType はビットマップ、デバイスコンテキストが有効です。)
- 固有キー、Tagのサポート。
個々のイメージに固有のキーを設定できます。Variant型のTagプロパティも実装されます。 リソースを消費したくないのであればオプションコンパイル定数で使用できなくすることができます。
- イメージの相互変換。
ItemGetPictureメソッドでは、Pictureオブジェクト(ビットマップ、アイコン、メタファイル、拡張メタファイル)、イメージのハンドル(ビットマップ、アイコン、メタファイル、拡張メタファイル)を指定して取得することができます。例えば、ListImagesAddメソッドにて、ビットマップを追加し、ItemGetPictureメソッドでアイコンとして取得ができるようになります。また、デバイスコンテキストから、ビットマップへ変換などいろいろな変換が可能になります。
- イメージの位置、入れ替え。
イメージ位置(格納位置)を移動できます。さらに入れ替えなども行えます。
- オーバーレイイメージの作成。
オーバーレイイメージをアイコンで取得することができます。
- クリップイメージのサポート。
ビットマップしかサポートされていませんが、列、行数を指定して、任意のイメージを分割し、イメージリストへ格納できます。また、その逆(クリップイメージの作成)も行えます。
- ドラッグイメージの作成。
イメージからドラッグ中のイメージを作成できます。ポインタの位置(ホットスポット)などこまかい指定が可能になっています。
|
UpdateHistory
|
このクラスの更新履歴です。
18,Jul,2000 |
- Ver2.0を公開。
- 大幅にバージョンアップしました。以前のクラスとの互換性はほとんどなくなりました。
- ListImagesAddメソッドの拡張。追加できるイメージの種類にメタファイル、拡張メタファイルをサポート、デバイスコンテキストからも追加が可能です。
- 個々のイメージに固有のキー、Tagを使用できるように変更。それに伴い、ItemKey、ItemTagプロパティを追加、ListImagesAdd、ListImagesRemoveメソッドなどが拡張。
- ColorDepthプロパティを追加、色数を指定できます。
- ItemDrawメソッドにDisabledスタイルを追加。任意のイメージを無効イメージで描画が可能に。
- pUseMaskColorプロパティ→MaskTypeプロパティへ変更。自動マスク処理や、従来のプロパティ値を使ってのマスク処理などができます。
- SetClipImageメソッドを追加。クリップイメージを格納できます。
- GetClipImageメソッドを追加。イメージリストからクリップイメージを作成できます。
- pItemPictureプロパティ→ItemGetPictureメソッド、ItemSetPictureメソッドへ変更。ItemGetPictureメソッドではイメージを指定されたイメージのタイプで取得できます。
- Overlayメソッドの追加。オーバーレイイメージを作成できます。
- ドラッグ処理を提供するメソッド(mBeginDrag、mDragEnter、mDragLeave、mDragMove、mDragShowNoLock、mEndDrag)が、BeginDrag、DragMove、EndDragにまとめられシンプルに制御できます。
- MoveImageメソッドを追加、イメージの位置を移動できます。
- SwapImageメソッドを追加、イメージの入れ替えができます。
- 以前のクラスのほとんどのバグを解消。
|
19,Mar,1999 |
|
|
About
|
当モジュールのバージョン及びファイル構成など。
Name | clsImageList |
Version | 2.0 |
Type | クラス |
|
以下のファイルで構成されます。 |
clsIml.cls | clsImageList クラスのファイル |
|
以下の環境で動作を確認しました。 |
Windows95 | b + IE5.0 |
Windows98 | SP1 + IE5.0 |
WindowsNT4.0 | SP6a + IE5.0 |
Windows2000 | IE5.0 |
|
|
DownLoad
|
ここからダウンロードできます。
|